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SHIMOKITAZAWA
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連休日記~山梨秘湯編~

富士山を望むキャンプ場でサンライズ!

街を見おろすロケーション

富士川を上流へ向かうと佐野川へ

ぬる湯の湯治場、佐野川温泉

世界最古の温泉宿 慶雲館

おなじく西山温泉 蓬莱館

ハンガリーの温泉は予想通り、ぬる湯でしたが日本にもぬる湯の地域というのはありまして、山梨県のこの地域はぬる湯や冷鉱泉が多いんです。これは夏向けだととっておいた所に行ってきました。そもそもこの南アルプス山麓にある奈良田温泉に感動してこの世界に足を踏み入れたわけですが、もちろん今回も4回目の入湯してまいりました。

しかし、困ったことにこの秘境に行くのはいいんですが人手不足で宿泊をやめてしまって、そうすると帰れないんですよ。だから近場に宿をとってじゃないと行けないという事態になっておりまして、そこでこのぬる湯エリアを攻略しようということに。

でも長年温泉宿を徘徊しておりますと、入りたい湯と泊まりたい宿は必ずしも同じではないということがありまして、どこでもいいという選択肢はないんですね。今回がまさにその状況、さて困りました。でもそこは元バックパッカーですから、夏ならキャンプでもするかと富士ビューのあるキャンプ場を検索してまだ新しいキャンプ場を見つけて予約したんです。平日でお客さんは我々だけの貸切、しかもオーナーさんは夕方に街に帰っちゃって、ふたりぼっち。

生憎、富士山は雲がかかって見えない、泣く泣く自炊開始、簡単に食べれる2人用のメニューは「すき焼き」めちゃ簡単。早々に食べ終わって、ビールもワインも飲みきったらもう寝るしかないでよ。間違いなく早朝に目を覚ますに違いない、すると富士山が綺麗に見えてますようにと。

我々は行いが良いのでしょうか、朝日に照らされた綺麗な富士山を拝むことができました。もうインスタでチェックされた方もいるかもしれませんね。朝露で濡れたテントが乾くといざ温泉ホッピングを開始、富士川を北上すると佐野川温泉、ここは結構穴場かもしれません。内湯は加温していて普通に温かい、露天もかけ流しそのまんまと加温があるんですが、源泉は炭酸イオンで泡まみれ。これ血行にいいです。

そして奈良田を攻めて、この日の宿はなんと世界最古の温泉宿(705年開業)の慶雲館、しかし残念なことに全面改装で古き良きを知る術は湯だけ。それじゃ~なかなか温泉ソムリエでも歯が立たない。でも一度は行っときたいと思うのがバッカ―根性なのかもしれません。続いて我々の最近のブーム「ひな泉巡り」ちなみにひなびた温泉の略です。ボロボロの建屋は明治建立、ぬる湯35度と気持ち加温38度の内湯浴槽が2つ並んで、混浴ときた!サチも怖気づくと思いきや、さすが!湯あみ着持参で参戦。

以上、近そうで意外と遠い山梨の温泉群。4時間の時間を費やせばこの地域の素晴らしい温泉に出会えます。