- Contents Menu -

organic / natural / relax / travel / sustainable

cafe Stay Happy

SHIMOKITAZAWA
since 2010

Blog

箱根攻略の巻

兼ねがね、我々の移住計画についてブログで書いてまいりましたが、富士山眺望のという謳い文句はまだ健在であります。しかしながら10年前のバックパッカーとしての最終系「ゲストハウスオープン」という当初の計画はだんだんと色褪せ、宿をやるならオーガニックの料理をちゃんと出して、2食付の普通の宿をやればいいじゃないかという話になり、やがて国内の温泉三昧の日々を送るうちに、やっぱり宿には温泉がないと話にならないんじゃないか!という話になり、そのうち宿で深夜まで客人と酒を酌み交わし談笑するのも、年齢的な限界があるんじゃないかという話になり、温泉カフェ(日帰り入浴のできるカフェ)でいいんじゃない?という話になり、すると温泉の源泉を手に入れるのは至難の業であり、そのメンテナンスは素人が考える以上にたいへん、かつ修繕費用は莫大で採算をとるのは難しいという温泉業界の方からのお話を聞き、それなら一層のこと、好きな温泉の近くでカフェやればいんじゃね? という話になりました。

それで、じゃどの温泉が好きなのかということになると、いろいろ行かないとわからないという話になり、そんな流れで世界3周してしまったわけで、温泉ソムリエにもなってしまったわけで、日本の温泉の全体感というか、大御所はもちろんレア泉も知っておきたいという性分は変えられないわけで、自宅の壁には日本地図、北関東拡大地図、そして箱根地図が隅々まで貼りこまれてしまいました。

そこで重要幹部会議(妻と二人)で毎夜作戦が練られているわけです。そうこうするうちに現実問題として商売的に成り立たないといけないという観点でみると、日本の温泉地3000ありますが、最も観光客の多いのは推して知るべし「箱根」なわけであります。さすが東京から最も至近の昔からある温泉名所、ステハのお客様にも漏れなくご来店頂けるという安心安全の温泉地なわけであります。更に、富士山は御殿場方面からは乙女峠を越えればすぐそこという立地、箱根周辺から雄大な富士を拝むことができるんですね。

前説が毎度毎度長くてすみませんが、そんなわけで表題にあります「箱根攻略の巻」とあいなります。箱根は古くから箱根七湯といって当然自噴(掘削ではない)の温泉が湧き出ておりまして、その後別府の例を出すまでもなく、高度成長期における温泉のボーリングにより日本はどこでも温泉は掘れば湧き出るということで観光開発が進み、その後やっと掘りすぎは様々な問題を引き起こすとなり、温泉法により規制される運びとなりました。結果、箱根十七湯と拡大し、現在二十一湯までになりました。

それならば、とりあえず21湯はお近くなので制覇しようじゃないかというのがこの攻略であります。我々のアクションプランは箱根月1計画、毎週火曜定休が月4回あるうち1回は箱根に日帰りしようというものです。なんともう既に9湯攻略済みでございます。

で、今のところ何処がいいんすか?っていうことになりますよね。これがね、おおまかに言うと、おしなべて奇をてらった湯というものは少なく、毎日入れるようなお肌に優しい、成分も程よく入っていて湯あたりしない湯が総じて多いということ。ごく一般的な温泉にアルカリ性単純温泉というのがありますが、これも硫黄とか硫酸塩とか、鉄分とかの含有量がある一定値を越えないと名前がつかないというのが泉質名のルールであるわけですが、温泉分析表(必ず掲示してある)を見るといい温泉はこれらの成分が程よく入っていることが分かるんですね。

で、現在の1番は僅差で二ノ平温泉です。好みの問題でもありますが「たおやか系」がお気に入りであります。なんですか、それ?という方はステハにおいでくだされ。毎月第四金曜は「温活」も開催しておりますので、そちらもどうぞ。次回は4/22(金)でございます。

※これらの計画は断りなく変更される場合があります

芦之湯温泉 きのくにや
太平台温泉 姫の湯
塔ノ沢温泉 一の湯
箱根湯本温泉 弥坂湯
二ノ平温泉 亀の湯