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SHIMOKITAZAWA
since 2010

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情報社会をどう生き抜くか

情報社会という言葉を聞いて数十年、
人は情報ソースによって如何様にも考えが変わる。

昔、親父がテレビに映る政治に文句を言っているのを見て、こういう大人になるのはやめようと思った。時は過ぎて、今度は自分が政治に文句を言っている。時代が変わったのか、自分が変わったのか、それとも両方なのか。
でも文句を言っている本質が違う。政治家の汚職なんていうどこにでもある話に異議を唱えているのではない。「情報統制」が問題と思っている。

昔は(もしかしたら今でも)テレビの言う事、政府の言う事、新聞に書いてある事、学校で教えられた事は正しいという概念があった。しかし、今は全く違う。ネットのニュースも半分は嘘、でもファクトチェックできる一般人はほとんどいない。それが違うと思う人はSNSで文句を言うだけ。それを信じるかどうかは見る者の解釈だけ。
しかし、こんなことが許されるわけないと思っていた時期もあったけど、どんなメディアでも情報量の大半を司ることができれば、真実はいとも簡単に捻じ曲げられるのが今の「情報社会」なのである。しかるに、受ける側が情報の取捨選択ができる知識と感性、詳しい人脈との繋がりがないと判断できない時代になった。

このように考えられるならまだしも、今でも多くの人はニュースを鵜呑みにしている。なぜこんなことになったのか。
それは、戦後80年にも渡りずっとテレビを中心とした「洗脳装置」が機能していたこと以外に考えつかない。特に島国日本においてそれはやり易かった。
日本人は今でもほとんどの人は英語が喋れない。こんなに頭のいい日本人が。それは英語が話せない教育を恣意的に行われた証拠だ。アメリカの「3S 政策」というのを聞いたことがあるだろうか。SEX SCREEN SPORTSの頭文字をとったもので、国民にこれ等を与えればそれにうつつを抜かし、他の事に目がいかなくなるという政策、つまり政治や宗教に興味を持たせなくする目的で今も続行中である。

これは統治者目線で考えないと、理解できない。サラリーマンという雇われ業をしている大半の人はこの目線がないまま生きていく。かくいう我々も小さいながら個人事業主を15年やってきて、「どうしたら多くの人々を思いのままに操ることができるだろうか?」という視点を想像することができるようになった。よく選挙とかで、「皆様のご理解を!」なんて言うが、そんな面倒な事はやるつもりはそもそもない。いくら時間があっても足らない、知らず知らずのうちに同調してくれたほうがいい。
そこで「洗脳」という手法が昔から採用されるようになった。これは広告業と何ら変わらないもので、かの電通がなんでそんな大儲けしてるのか考えればわかります。ただその商品を買いたくなるように仕向ければいいだけなんです。

しかしながら我々が本当にそう思っていても、これが思ってない人には全く伝わらないという事実があります。これは人間の潜在意識に深く根付いた概念を感じます。おそらくですが、「大きな存在には従わなければならない」という無意識の洗脳があるのではないかと感じています。もしくは「大衆の中にまぎれることこそ、最大の防御である」という潜在意識。そうでないと説明ができないんです。

ではここから、どうやって脱出することができるのでしょう。我々は世界一周という体験が大きな意味を持っていたと感じています。
毎日自分で行く場所を考えないとならないし、危険から自ら身を守らないといけないので、相対する人の善悪を見抜く必要があります。それが当たり前になると何か不自然な事は感じやすくなるんです。
そもそもみんながそうするから、自分もやらなければならないという事に昔から違和感を持っていたのも影響大です。アマノジャクとも言えるけど、常にその理由に納得できないのは嫌だと思っていました。でもほとんどの人は言われた事だけやれば、お金もらえるんだから楽だと思わされています。
「思考停止」が目的なんだ、ということに至るんですね。

これを書いていて思うのは、みんな自分が騙されていたと認めることを拒否するんじゃないか。もしくはみんな騙されているんなら、それでもいいか。みんなで我慢するならいいか、となるような気がします。群れから外れることへの恐怖感、これが日本人の同調圧力の強烈さです。一致団結して戦った世界大戦、一方でそれを逆手に取った施策なのかもしれません。

ま、ともあれ政治の話をされるのは何か面倒臭いと大抵の人が思うようになってしまっている以上、書きたくても書けない空気感。しかし、誰かが口を開かないとその突破口すらないので、敢えて書かせて頂きます。
でも夏の選挙は、いままでになく市民が重い腰を上げて様々な悪政に立ち向かっていますので、我々もどうせ無駄、、、とならないで発信していきたいと思います。
みなさん、全然恰好悪いことでも、面倒な人間でもないんで、ご意見ください。

「間違いと違いは大違い」

日本人はみんな一緒が大好きなのは百も承知だし、議論が苦手なのもよーく分かっていますが、意見を伝える、違いを認め合う、今、みんなが勇気を出す時なんです!どんなに外見が綺麗な果物でも切ったら中身は全部腐ってたみたいな日本、もう嫌ですよね!