ピラミッドに登った人しか撮れない写真
エルサレム 嘆きの壁
南キプロスのエーゲ海
ラパ・ヌイ モアイ
ハバナの夜
毎月第一金曜の夜、世界3周したマスターのオーガナイズする旅会、今日は四半世紀前の写真をお届けするとともに、昔は良かった話でもしようかと。最初のピラミッドの写真は隣のクフ王の墓の頂上に、バクシーシを払って夜中に登り、まるでルパンのごとくスポットライトで警察に照らされながら、無視して登り、追いかけなくなった警察をよそに、頂上で御来光を拝み、写真をパチり。こんなことは今や許されません。
2枚目のイスラエルの首都エルサレムのユダヤ教信者のための嘆きの壁、これも今やこんなふざけたことは許されません。キリスト教とユダヤ教、そしてイスラム教の聖地がなぜ同じ場所に存在できるのか、その歪みは今も歴史を塗り替えている。
3枚目、初のエーゲ海でコカ・コーラのロケに行ったんじゃありません。イスラエルへの外国人旅行者の出入りは当時ヨルダンの一部の限られ、スタンプなしで行うの常でした。しかし敢えてエジプトからガザを決死の覚悟で通り抜け、出国は地中海の港ハイファからエーゲ海に出て、この写真の南キプロス島(ギリシャ領)に降り立ったわけであります。今やこんな無茶はもう許されません。
4枚目、渋谷駅でおなじみのモアイ像、南米のチリの属するイースター島(現地の呼び名はラパヌイ)に満月の夜、当時400ドルでサンティアゴから飛び、前入りしていた友人に、空港でランクルでピックしてもらい朝まで満月に照らされたモアイ900体超を巡る。重さ20tの石の塊をどうやって積み上げたかは今も謎に包まれるという神秘。
5枚目、おまけ。社会主義国のキューバ、カストロ政権が終わったらアメリカナイズされ、本当の社会主義を見れなくなるとパッカーの間で囁かれていた2000年、退廃的なハバナのボロボロで超レトロな街並みでローカルと知り合いお宅訪問、当時ドレッドだったのがよかったのか、大歓迎の宴。なにも娯楽のない世界で、歌と楽器と踊ることがいかにプリミティブな人間の楽しみなのかを痛感。
チラッと昔を思い出して、旅ってこういう感じなんだよなぁと。今考えるとホント怖いもの知らず。絶対おすすめできません。でも右脳の赴くまま、気の向くまま、自分の生命力を信じて突き進むあの感じ。たまらないんですよ。ワイルドサイド歩いてきてほんとうに良かった!
さてさて、旅活、懲りずにやります。万障お繰り合わせの上お待ちしております!
【旅活~旅の座談会~】
日時:2024年9月6日(金)19-21時
参加費:無料(要オーダー)