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続・ステハおすすめの本「がんにならない整腸術」

藤田紘一郎著

世田谷区の図書カウンターで予約して本読むシリーズ。
50を過ぎると俄然興味は健康です。どこが痛い、どこが調子が悪いと言ってても仕方ないので、自分でしっかりと自分の体のことを考えて生きていく年頃だとほんに思います。今回は「腸」のお話。

よく事実は小説より奇なりと申します。ステハでも世界のドキュメント映画上映をしていましたが、やっぱり事実というのは全員無関係ではないので、沁みますね。
さて、この著者は回虫を自分の腸内に15年も飼っていたという「カイチュウ博士」の異名を持つ方で、自分で人体実験して世の中を良くしようという偉大なお方です。コロナで消毒・隔離・三密避けるなんてワードを聞いたら発狂して怒るんじゃないでしょうか。人間には大切な菌もたくさんあるということを身をもって教えてくれています。

先生のお話しはキーワードがたくさんあって、うまく要約できるか自信ないんですが、刺さった言葉を中心にお届けしようかと。
なんでもヒトの体には37兆個の細胞があり、その内毎日2%が新陳代謝で入れ替わっており、毎日3000-5000個のがん細胞を生み出しているそうです。でも人間は自己免疫によって、これらのがん細胞をやっつけてくれているので普通はがんになりません。知ってましたか?

戦後日本にはがんで死亡する人はほとんどいなかったのですが、現代において死因のトップ25%になりました。その原因は「活性酸素」によるもので、具体的な要因はストレス・電磁波・農薬・食品添加物・医薬品、これらは免疫システムを破壊するためだそうです。
生活を豊かにするために考えられたものの多くに人間の体に不都合な事実があったわけです。しかし、人間が発明した「合成化学物質」は一部である目的を達成する一方で、人の細胞に悪影響があることが徐々に分かってきたにも関わらず、製薬会社を中心にその利権を守る為に隠ぺいされてきた歴史を今も辿っているのです。

ここで興味深い話に、人の免疫の70%は「腸」でつくられ、残りの30%が「心」でつくられるそうです。これ意外じゃないですか。よく腸内フローラを整えましょうなんてことを聞いたことがあるかもしれませんね。考えてみれば栄養にしてもなんにしても吸収されるわけです。現代医学の基本「西洋医学」は抗生物質やら鎮静剤やらでピンポイントで治療?するわけですが、何も根本治療にはなっていないと。すべては自分の持っている免疫で治すことが当たり前で、その最も重要な器官が「腸」という本なんです。しかも自分の腸内フローラは生後1年で決まるそうです。その間にいかにたくさんの人と触れ合って、多種多様な菌を取り入れるかが大事だそうですよ。大事な我が子だからと言って、除菌除菌では免疫力のある腸が作られないと。なかなか興味深いですな。
ここでその為の10箇条を最後にお伝えします。

①50歳を過ぎたら「白い主食と砂糖」は食べない!
②主食は玄米や五穀米などの全粒穀物を小さな茶碗で1杯だけ!
③食物繊維とオリゴ糖はたっぷり!
④菌が生きている味噌汁を毎日!
⑤夕食の前に「食前キャベツ」!
⑥体を温める、体を冷やさない!
⑦身の回りの菌とおおらかにつきあう!
⑧いつでも笑ってポジティブ思考!
⑨心が躍る予定をたくさん立てる!
⑩理想のウンコを毎日出そう!※バナナ3本分のうんこ!