アルゼンチン日食　2019

お知らせです、来る上記の日取りで夏休みを頂きたく筆をとりました。メキシコのビールと同じ名前の感染症により旅人に大打撃を与え自由を奪われた我々ですが、これが束の間のお楽しみ時間なのか、しばしの休憩タイムなのかは誰も（いや、知ってる人は別として）知らされていないわけであります。

しかるに、我々旅人は命に沿って旅を続けるわけです。あれは1999年、ハンガリーで見た皆既日食、これこそ我が人生にひと雫を落とした出来事でありました。こんな感動があるのかと。それから24年が経った今でも日食ハンターとして生きているわけです。もうすぐで還暦を迎えようとしている今日この頃、これからどうやって人生をオーガナイズすべきなのか？

この問いに答えるべく、「何事も早め早めに！」

そして「勝負のこの10年！」を座右の銘として生きていこうと。

人間は年を取る、このことを知っている人はただただその年を迎えた人だけなんです。おふくろが言ってました。60代は若いわよ～！と。僕は何を言っているんだ、おばはんやろぉ～と思っていた自分が情けない。その通り！60代は若いんです。だからできる事がある。でもその先は、、、

何でもかんでも今までのようにできるというのは、非常に楽観的な妄想に過ぎません。老後になったらゆっくり旅でもしようかなというのは英語で言うところの「I wish I could」つまりできたらいいのになぁ（すでに諦めている状態）なんです。もし本当に旅がしたいなら、さっさと行動に移すのみ！

そんなわけで、渡航制限のない世界へ。一発目は20年ぶりの欧州、行き残していたクロアチアと日食との出会いの場所ハンガリーへの確認作業。あれからずっと夏のフェスティバルが行われ続けているんですね。海外キャンプは久しぶりなんで再度キャンプ用品を軽量化で揃えました。最近はいろいろと考えられた商品が生まれています。バックパックをそのまま入れられるズタブクロ的なものの底に車輪がついていて、コロコロできちゃうアイテムは正に中高年バックパッカー向けのレア＆ニッチ商品、もはやメーカー終売で市場にはメリカリに１点残すのみというのをひとすくい。

そしてついにいつまで使うのか未知である海外用テントは、初のヤフオクで新品定価54000円の品を8000円の中古でGET！さらに軽量折りたたみ椅子まで買ってしまいました。疲れたら座る、これ大事。体への気遣い＆贅沢。大人の旅は若者の旅とは違います。豊かな経験を踏まえ、痒い所にはしっかりと孫の手でかきむしれるように！

旅の仕方も変わりました。旅アプリで簡単に宿は予約できるし、キャンセル無料なんだから予約しとくよね。バックパックを担いで安宿をたらいまわしにされる時代はもう終わり。その代わりに最近はエアビーのごとく一般人が旅行者に部屋を貸して副業するケースが世界中で激増。しかもコロナでコンタクトレスを売りに部屋の鍵の施錠もアプリ、貸主にも会わずにサヨナラ！はちょっと寂しいですな。

とはいっても今や空前の円安で外人さんはどっさり来てる反面、日本人旅行者にはアゲインストの風。航空券は２倍、これでも安くなったほうという。物価も昔（20年前）の２倍。いやぁ～痺れちゃいますよ。でもそんなことに負けている場合じゃない！行くしかない！待っていたら待ちくたびれるだけだ！

ということで、お休み頂きます。海の日まで働いて、山の日の直前に帰国するスケジュールです。

よろしくご理解の程お願い申し上げます。

Kurato＆Sachi