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SHIMOKITAZAWA
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Kill your TV, Kill your Yahoo News!

13年前に買ったステッカー

店を始める前、トランジットで寄ったカルフォルニアのサンタモニカというビーチでステッカーが売っていて、「Kill your TV」のステッカーに目が留まった。そして何んとなく、それを買い、日本に帰ってきてから、改めてその意味を深く理解した。

もうすでにテレビのない生活を27歳からしていたので、テレビはなかったけどその悪影響までは実感していなかった。その時は単純に忙しくてテレビを見る時間がなかったからという理由だった。結果見る習慣がないと見たいという欲求もなくなる。だから帰国後もテレビは買わなかった。

その後、サチと結婚してからもテレビを見る習慣がないことから、買わなかったし、NHKにもお金を払うこともなかった。サチもそれに特に異論はなかった。よく友達と話題が合わなくなるということも言われていたけど、そもそも我々にテレビの話題をする友達はいなかった。

じゃ、何をしているかというと酒を飲みながら話をしているか、ネットを検索しているか、音楽を聴いているか。どちらかといえば時間を有効活用していると思う。そして年に数回実家や温泉旅館でテレビを見ると、うるさく感じてしまう。一方的な情報は不快だし、必要なものは少なかった。

そうこうしているうちに29年が過ぎた。多分一生見ないと思う。先日ネットのニュースで、テレビの視聴時間よりスマホの視聴時間が上回るという記事を読んだ。そういえば、最近FBでもインスタでも、やたらと広告が多い。時代は変わったということだ。

先日、ふと考えてみるとテレビを見ない理由が企業広告中心であること、番組制作も企業の息のかかったものしか放映されないということ、よって視聴率を稼ぐ目的であることが露骨であることなどがあるわけですが、ネットニュースも全く同じじゃないかと気づいた。

しかも昨今の政府のメディア介入は度を越しており、目を覆うものがある。何かにつけて不満が口から漏れる時、それはネットニュースからくるものが多いというのがその理由だった。最初は事業を営む者として世間のニュースを知らないといけないという先入観念から見ていたが、結果目にするニュースのほとんどは不必要なものばかりだった。

スマホのサファリなどのアプリを削除した。いつもそこでYahoo Newsを見ていたからだ。アプリが押せなければすぐ見れない。でもecocia(エコシア)というドイツの検索エンジンは残した。知りたいことを能動的に検索する必要はあるからだ。でも一方的に、しかも作為的に見せられる情報は要らない。もし、大事件が起きたら誰かが教えてくれるだろうと思ったからだ。

それからまだ、数日しか過ぎていない。でもニュースを見たい欲求は生まれてこない。朝起きてお茶を飲んでタバコを吸って、洗濯物を取り込んでたたんでいる時、ふと雑音がないということに気づいた。生活の中から雑音が消えたんです。脳がデジタル脳から解放されたんです。それは快感と言わざるを得ない。すぅーとして気持ちいい。これ最高じゃないですか!

これを皆さんにお伝えせずにはいられませんでした。