
パスカル ジョリベ!
ソムリエのいるカフェなのに、ワインの提案が全くと言ってない!という客観的な視点から、たまにはワインのご提案並びにちょっとお話でも、という企画。
ハウスワインの赤と白のお披露目は前回しましたね。こちらステハはオーガニックカフェということでお出しするワインは自然派ということになるわけですが、自身はクラシックなワインも飲んでいます。
ちなみに自然派ワインというのを人工知能に聞くと
- 有機栽培またはビオディナミ農法で育てられたブドウを使用
- 酸化防止剤などの人工添加物を極力使用しない
- 酵母は野生酵母(自然酵母)を使用
- フィルターや清澄処理を最小限にとどめる
こういう答えが返ってきます。ここで気になるのが極力という文言。そうなんです、全くしないワインをサンスフルと言いますが、醸造家の方はワインの状態というのを維持していくのに、非常に便利で味の安定する酸化防止剤を微量使用しても自然派の領域なんです。
ということは、その微量でもワインの味に当然影響を与えるんですね。要は自然派は酸を感じるワインが多い。日本で自然派ワインブームが起こってから久しいですが、当初は結構酸っぱいワインが多かった。それで何を飲んでもこの「酸」が主役の座を占領していたので、その品種の特徴を感じるにはクラシックなワインはやめられないと。しかし昨今はだいぶ変わってきた訳です。
そんな中ワイン選びをする上で、我々が休みの日に行く飲食店でもワインが提供されるわけで、気になるワインを注文します。最近はフレンチ・イタリアンならずとも、和食・中華でもワイン推しは当たり前。やっぱりコスパの悪いワインは、飲食店側からすると良いお値段を頂ける、というのが本音だと思います。
しかしながらワインというのは誰でもネットで買える時代。ちょっと美味しい料理を出す店の顧客もそこそこ良いワインを飲んでいる。そうなるとお店側は結構苦労します。
余ほどのお金持ちでない限り、コスパの良い安くて美味しいワインを求めます。そこで一流店の一番安いワインは気になるわけです。ほとんど全員のお客が飲んで評価するワインだからです。そして最近の主流は自然派が基本と言っていいでしょう。
画してソムリエが選んだワインを、ソムリエが選びなおして提供することになり、それは間違いないワインなんだからお咎めないですよね的な、ちょっと後ろめたい的な、でも結果仕入れてるのは自分なんだから的な、そんな感じです。
というわけで、今日のオススメ、ロワールのパスカル・ジョリヴェさん。特にソーヴィニヨンがお得意なそうな。柔らかい、酸と果実味のバランス、しかも格付けは一番下のお手頃という有難いワインです。もちろんワインというのは絶対価格に比例するとは限らないんですが、格上の村名サンセールのほうが旨いっす!味がわかってお金を出すというのが大事だと思います!