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SHIMOKITAZAWA
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ステハオリジナルMenuカバー by Sachi

全12色!

ステハは何でも手作りにこだわって、なるべく既製品は買わないようにしてお店作りをしています。
内装もテキサスと一緒につくったし、メニューだって冷凍食品で仕入れてチンして出すようなものはありません。そして12年前のオープン時からクッションカバー、コースター、メニューカバーもSachiが縫っているんです。

オープン当初はタイで買ってきた和紙のような手漉き紙でできたノートのようなものをメニュー本にして、そこに写真を貼り付けて、すべて手書きのメニューでした。でもやっぱり飲食店だから濡れるし、すぐにボロボロになってしまい、2~3年後には今のクリアファイルに布カバーをつけるスタイルになりました。初代の布は主にグアテマラで買ってきた布で、小さな村の超お洒落インテリアショップで現地ではかなり高級なもので、どこにもない感じのいいテイストでした。

が、しかし経年劣化と申しましょうか、手作りカバーの日焼けもすごいし、シミも。。。もう流石に新調しようと経営幹部会議で決まったのはこたつシーズンも終わる頃。でもグアテマラの布はこれまでクッションカバーの補修にも使ってるし、在庫がもう終わってしまったわけです。それから布探しの旅は長く続きネットサーフィンするも決まらず、インテリアショップやカーテンショップ、ワシの母校である文化服装学院購買部などなど、徘徊するもあのグアテマラの布を上回るお気に入りのものは見つからず結局、無地のカツラギ(生地の名前)を10色くらい買ってきて全部違う切り替えで作ろう!という結論に。

ワシは専門学校は卒業したものの、縫物は苦手で、専ら企画立案・プレゼンといった企画職をやっていたので、いわば話すのが仕事。だもんで、配色を決めてあとは全てサチが縫製。出勤前の1時間くらいを使って、せっせせっせと縫うこと約1か月、本日お披露目と相成ったわけであります!

こういうものは意外と市場にないんですな。文庫本のブックカバーはあるかもしれませんが、このサイズはない。だからどこのカフェに行っても目にすることはないと思います。オリジナルは真似できない。もちろん会社も個人もなかなか難しい。真似したって同じものはできない。
あ~これ自分達で縫ったんだな、細かいところに気を配っているな~ということが積重なってステハができているんです。