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連休日記vol.33 ~新潟・長野秘湯編~

清津峡のアート作品

松之山温泉 凌雲閣

貸切! さっびし~ぃ!

野沢温泉スキー場、来てみただけ 野沢の源泉です

外湯、めちゃ熱い千と千尋 のらしいです、渋温泉共同浴場あります かなりエグイ渋温泉

 

今回の連休は通常より1日増やして3連休。
宣言解除を見計らって3/8~10に温泉予約も生憎宣言延長。まぁとは言え温泉宿は営業しているので、これは行くしかいないと一路新潟へ。

今回は我々の温泉攻略第三章。
ちなみに第一章は、日本秘湯の会会員宿、第二章は究極のにごり湯攻めときて、第三章は本物の温泉&温泉地。最近購入した温泉専門家の本は宿に焦点をあてたよくある温泉ガイドに異論を持ち、本当の温泉というものは先ず温泉地ありきであり、そこに宿ができるという歴史的背景、温泉文化を育んできた昔ながらの温泉地ランキングを発表、その真摯な志向に感銘を受け、最近はそのホンモノと言われる日本の温泉地を調べあげた訳です。

東の草津、西の有馬という文句を聞いたことがあるのではないでしょうか。
これを紐解くと、その昔温泉と言えば自然湧水(自噴)、要は自然に湧き出したものしかなかったわけです。そして富山の薬売りが示すように薬は貴重なもの。そこで武田信玄やらのその時代の武将達が戦をして傷を負った者たちを癒す湯治という場を秘密裏に探し出し、自分の味方だけに教えて体を治し戦うという歴史があったわけです。

そうなるとその泉質というものは重要、現在の泉質大分類で10種ある効能成分のうち7-9種を備え、かつ十分な湧水量、加温しなくても済む源泉温度というものが温泉番付で上位を占めることになりました。しかも草津は酸性泉で傷を治すにはもってこいの泉質であることも大きな要因です。
まぁ、勉強したことはすぐ人に自慢したくなるのが人情というもので、キリがないのでこの辺で本題に入りましょう。

目指すは新潟の松之山温泉。
ここは1200万年前の化石海水(地殻変動により昔海だったところにマグマが覆いかぶさり海水が地中に封じ込められたもの)が自噴した温泉。泉色は薄緑、薬草の臭い、そうここは日本三大薬湯なのです。

建物も歴史があり、昭和の初めに宮大工が作ったと言う木造3階建てで登録文化財。部屋にはもちろんトイレもなく、露天風呂もなく、一般的にはあまり人気のないボロボロの旅館。しかし流石宮大工の仕事がうかがえる内装はいままでで一番凝っていて、天井、壁、欄干、廊下には今では考えられない職人の技が見られました。
第三章だからこそ、この価値を享受できた希少な湯、宿、温泉地でした。

今回は大奮発の2泊3日、翌日西へ西へ、長野の県境を越え野沢温泉へ。
野沢温泉と言えばスキー場くらいにしか思ってなかったのですが、先ほどのランキングで堂々の4位、それは温泉文化という側面からでした。温泉街というものが確立されていて共同浴場(外湯)が30の源泉に対して13あります。そして何と無料。地元の人だけはよくあるんですが来外客もすべてというのは素晴らしいじゃないですか。その管理を「湯仲間」という組織を作り、持ち回りで掃除したりしてるんです。野沢は外人のスキー好きも住み着いているけど、村人と同じように一緒にやってます。村には外人経営の飲食店もたくさんあり、ここが好きでしきたりを守れる人なら誰でも受け入れる懐の深さも魅力にひとつです。

湯は単純温泉から含硫黄ナトリウム硫酸塩泉までそこそこの種類が楽しめる。宿はリフォームされた今時な感じの綺麗な温泉宿。我々にしてはあんまり綺麗すぎて逆に拍子抜けしてしまうくらい。でもOLはこんな感じじゃないと泊まらないようなぁと商売を考えると納得。

更に帰りしな日帰り温泉は湯田中渋温泉郷の渋温泉。
ここも昔ながらの温泉街、共同浴場を備え、名前の通り激渋です。車の入れない細い路地に所せましと温泉宿がひしめき合い、古い町並みは江戸時代を思わせるよう。しかし共同浴場はちょっと閉鎖的で鍵がかかっていて、地元民と宿を予約した者だけに開放。日帰り客は限定された宿の湯を楽しむことになる。5軒くらいの候補から「旅館かめや」という超庶民的な宿をセレクト。
中へ入るとまるで赤線街かという妖しさ、中庭にビッチリ露天を作り、これでもか!というくらい、できることならなんでもやりまっせ的な趣。我々は家族露天風呂を選び入るといきなりチョイの間のようなタタミ部屋があり、アルミサッシを開けると半露天を無理矢理作った感の桧風呂。50cmくらいの庭に生えてる草木で気持ち隠れているが、隣の家の窓からは絶対覗かれることうけあい。
やぁ~知らなかったら来ないわぁここ。渋さ満点、刺激的でした。

なかなか良い第三章の幕開けでした。

 

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