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連休日記No29 埼玉秘湯 奥秩父 柴原温泉編

奥秩父は紅葉!

山奥に佇む宿

半露天の熱湯

かや(榧)の木の内風呂

素朴な中に料理人の腕が光る

スピリチュアルな場が、、

屈指の三峰神社

またまた個人的な連休日記です。
今月の連休は11月7日の結婚16周年記念でもあり、友人の命日でもあるので、墓参りがてらの秘湯に行くことに。そこは埼玉と言っても群馬に近い所で、見つけた秘湯は奥秩父。山を上がっていくと行きどまりになるところにその宿はありました。

質素な佇まい、静けさが漂うロビー、落ち着いた女将、客の気配もない。いつも秘湯に行くときはマニア達の情報を参考に、外さない秘湯を調べて行くのですが、今回は行きずり同然の選択で奥秩父までやってきました。この感じ、かなりの確率で後悔する予感。

ここの宿、かやの木で作られているそうで将棋盤の最高級品として最もよく知られているそうです。しかし日本では絶滅に近い状態にあり貴重なものになっているそうな。きめが細かくシナモンの香りのする湯船は気持ちいい。露天は半露天というやつでほとんど内湯のように屋根があり、開放感はあまりないものでした。しかし泉質はph値が非常に高く柔らかい湯なのですが湧出量が極端に少なく、質はいいのに力が発揮できないという残念な環境でした。

ただポテンシャルは高い湯は泉質ランキング上位に食い込みました。続いてお料理は質素な和食で豪華とは決して言えないものでしたが、なんと一番味が良かったのです!何気ない小鉢、椀、煮物、魚の塩焼き、どれをとっても何処にでもあるメニューなのに旨い。料理はただ作ればいいわけではないとシミジミ思わされる一幕でございました。

最後にお料理は部屋出しというサービスはいいのですが、その部屋は綺麗に改装されてはいるものの、まるで介護施設の部屋のような味気無さ、おまけにベッドに手すりが設置してあり、テレビは1人用の最小サイズ、これまたどれをとっても老人ホームの一室ではないか!
そして、夕飯&朝食までここで食べろだと~?

まぁこんな手合いで、気分は上がったり下がったりしながら、でも宿をやろうとする我々にとって何事も勉強になるわけです。翌日、何をしたいわけでもないので近くに大きな神社があるというので行ってみることにしたんですが、平日というのにたくさんの観光客が。宿にあったパンフレットを元に辿り着いた三峰神社。どうやら屈指のパワースポットなんだとか。樹齢800年のご神木に両手をあてて気を感じる客が後をたたない。たしかに気の勢いはすごい。これは導かれたようですな。

今月も連休終わり!チャンチャン。