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SHIMOKITAZAWA
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2019南米皆既日食~お待たせ報告~

チリ、バルパライソのAirBnB

バルパライソの街はアート天国

チリ、高級リゾート・ビーニャデルマル

ビーニャのサンセット

皆既帯サンファンの告知

今回の日食会場、チュクマ

チュクマの子供たち

マテ茶飲み比べ大会参加!

いよいよ皆既日食

皆既直前、周りの景色もヤバイ!

ジャーン!皆既中、一緒に見たアルゼンチン人より頂きました

ローカル宅にお邪魔したら主人の日食誕生日だとかで、、

イスチグアラスト国立公園の不思議な石

まるでグランドキャニオン!

アルゼンチン・メンドーサでワイン三昧

いざ、アンデス越えのバスに乗り込む

南米最高峰アコンカグア率いるアンデス国境越え

 

7/21(日)に既にお店での報告会を終え、ひと段落。
たくさんのご来店ありがとうございました!

今回の日食は落ち着いて動画も撮れ、パワーポイントで地図を入れ込んだりして完全なプレゼン形式で報告会を迎えられたので、分かりやすく説明できたと思います。日食もさることながら、久々のバックパッカー旅という側面でもお話しできたので良かったのではと思いました。

さてさて、Kurato 9回目、Sachi 8回目となる今回の日食は冬の南米チリ&アルゼンチン。しかも南太平洋沖で日の出を迎えた太陽は夕方南米大陸にさしかかり、チリの港町ラ・セレナに上陸、アンデスを越えアルゼンチン・サンファン州を抜けてブエノスアイレスで日没を迎えるという限られた場所、かつ日没直前という気の抜けないものでありました。

成田からスペイン・マドリード経由のイベリア航空にてチリ・サンティアゴ往復14万、シーズンオフで安めだったと思います。でも33時間の旅!
観測地の第一候補は普通に考えたら太平洋側のラ・セレナが無難、今回も多くの観光客はチリ側に集まりした。とは言え、おそらくローカルの南米人が9割という日食だったのではないでしょうか。我々は敢えてアンデスを越えたアルゼンチン側に宿をとり、レンタカーで皆既中心に向かう予定を立てたものの、アンデス越えは天候不順で通行止め。急遽アルゼンチンはメンドーサに飛ぶことになったり、日食前日バジェットレンタカーに辿り着いたら「車ないです!クレームはコールセンターへどうぞ」という流石中途半端な先進国アルゼンチンの対応に怒りさえ失せてしまいました。

トラブルを乗り越え、バスでサンファンから皆既中心至近に位置するチュクマという小さな村を地図上から今回の日食観測地に選び、宿の予約もないまま一か八かで行くことに。我々以外誰もバスを下りない小さな村ではささやかな日食祭りがあり、村のツーリストインフォルマシオンのお姉さんは優しく我々を迎え入れてくれる。つたないスペイン語で会話をすると、残念ながらこの村で泊まれるところはありません! ガ~ン! でも何やら何本も電話をかけはじめて、我々の泊まれる場所を探してくれている模様。程なくして「隣村のアスティカに見つかった!」と。ありがたやありがたや。

日食は100人の村に近隣から300人の観光客が来るとかで、村人は大忙し。でも前日に車を停める場所の地ならしをしている呑気さ。どうなることやら。それでもほとんど外人は我々だけというVIP待遇で皆さん本当に優しく親切でした。ほとんどのアルゼンチン人は初日食であろうという状況で、みんなどうなっちゃうんだろうと思っておりましたが、以外とあっさり。まぁ前情報が無さ過ぎなんだろうなと。

ともあれ、今回の日食をシェアした人たちはアルゼンチン人夫婦2組と我々の6人。祭会場のすぐ近くに観測する場所を自前にリサーチして、地ならししたりしておいた場所に、その夫婦2組もそこにやってきた。まさに縁のある人と日食は見ることになります。世界どこでも見かける日本人は今回1人も会わず。そんなことあるんだなぁとこれまた驚いた。オフシーズンに旅する日本人はほぼいないようで、ましてや日食もこんなリスクの高い所を選ぶということもないんですね。

日食は日没直前ということもあり丘のちょっと上で皆既になり、そのまま完全に太陽が月から出ない前に欠けたままの太陽が沈んでいくと言う、これまでとはまた違った日没になりました。前日、前々日の天気は晴れ、当日も1つの雲もないまま不安要素なしでその時を迎えました。今回僅か2分の日食、動画を撮っていても間延びしないほど良い時間だったとも言える一瞬芸のようでした。いやぁ~何度見ても美しい。一緒に見たアルゼンチン人は9回見た俺を狂ってると称賛してくれました。そして2020年パタゴニアで見れる日食を間違いなくもう一回見に行くと。サチはまた号泣。こじんまりとしっぽりと、心温まる日食でした。

日食後はイスチグアラスト国立公園に自然観光と、アルゼンチンワインの70%を産出するメンドーサでワイン三昧、帰りはアンデスをバスで越える大パノラマビューを堪能してサンティアゴに戻り、また33時間の地獄の移動を乗り越え、成田に辿り着きました。

報告会と比べると非常に駆け足にはなりましたが、もし話が聞きたいという方、動画を見てみたいという方、お気軽にお声がけください。時間の許す限りお話しいたします。ステハのHPにはEclipseのページをご用意しています。向こう50年の世界及び日本の日食予定を記載しています。参戦予定はそちらを参考にして頂けたら幸いです。それでは次の日食まで!