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cafe Stay Happy

SHIMOKITAZAWA
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アメリカ旅~ポートランド編~

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オレゴン州ポートランド、北緯45度は北海道稚内と緯度を同じくし、夏でも冷え込み、海は寒流でとても泳げない。70年代、物質至上主義から精神世界へとカウンターカルチャーが芽生え、サンフランシスコから広がったムーブメントが北上した先はこの地だった。DIY 精神旺盛な人々は、敢えて非効率な物づくりに専念し、オーガニックなものや地産地消といったサステナブルな環境都市として州をあげて取り組んできた。

その結果、世界でも住みやすい都市と言われるようになり、世界の脚光を浴びるようになった。特に食文化は多彩で製造直売のブリューワリーやエステート(ワイナリー)、有機農家はローカライゼーション(地元密着)が活性化し街の至るところでファーマーズマーケットが開催される。

cafe Stay Happyのコンセプトに限りなく近いその生き方は、皆既日食が見れる場所として選ぶにはもってこいのロケーションだったので、今回1ヵ月のアメリカ滞在の内1週間の時間をポートランドに充てた。キャンプ用品を中古で買い、また売ることができると知り、早速アウトドア屋に行くと同じ目的の人間で溢れかえっていた。スクラップ&ビルドの日本社会からすると2nd Handのシェアは有り難く、そしてかなり一般的なことだと感心するばかりだ。ここで中古で買ったクーラーボックス、カセットコンロ、使い古しのキャンプ用マット、別の店で買った古着のセーターなどを売って40ドルにもなったのだからびっくり!

ポートランドの街のいたるところでPDXと書かれたお店を見る。そもそもPDXはポートランド国際空港の略称だが、ここではポートランド産という意味合いで使用されていて地元の特産品というかその文化を誇る商品として、強くアピールされている。そのどれもがパッケージからしてオシャレで、質の高さが伺える。
食に関しても普通アメリカ料理と言えば、それは多くの場合ハンバーガーを指し、ナイフフォークを使う欧州料理から片手で食べられるファーストフードを世界中に広めた影響力は絶大である。しかし概して大味&味が濃い。。。
そんな中、出発前からガイドで調べていたポートランドのこだわりのレストランに行くと、実に洗練された料理が!東京の下北沢のシャレカフェオーナーとしては大変参考になるものばかり。しかも、オレゴン州は消費税が0%という施策をとっており、お隣のワシントン州の17%と比べると割安感は歴然。東京のオシャレ価格よりちょっと安いくらいの感覚でした。

また圧倒的な車社会のアメリカにありながら、歩きや自転車といった移動手段についても配慮がされており、MAX、ストリートカーなどの市バスや路面電車を活用すれば市内の移動は問題ない。更に自転車を気軽に運搬できる設備もバスなどにも常備しており、親切な計らいをよく目にする。すべては人間らしい生活とは何かを教えてくれるためにあるかのようだ。

日食後、国立公園を回った後、最後に再度ポートランドに戻ってきた。最初はゲストハウスのドミトリーに泊まり、最後は最近流行りのエアビーアンドビー(個人宅の宿泊システム)に初挑戦。ネット上の情報のみで予約するシステムでお世話になった家庭はなんとエチオピアファミリー。アメリカは世界のどの国よりも移民や移住、グリーンカードの発行を行っているため、非常に多国籍国家と言える。我々日本人が全く外国人扱いされないのには驚いた。普通に道を聞いてくるアメリカ人がいたり、英語の発音は少しくらい悪くても気にする人はいない。要は人々が違っていることだらけなのが当たり前になっているからだ。この寛容さは尋常ではない。
日本社会はとかく違うことが目立ってしまう社会で、そこに居心地の悪さを感じて海外に出ていく旅人も多い。その点、アメリカ社会の寛容さ、違いを認めるということ、今回の旅で肌で感じることができたと思う。これは今回の旅の本当に大きな収穫。

どこの街に行ってもそうだけど、僅か1週間の滞在でこの街を知ることはできない。もっと地元に馴染み、擦れ合って生きてはじめてその居心地の良さがわかるんじゃないかと特にこの街では思った。ここに根付いて自分で何かを創り出して、それが認められた時にポートランドの懐の深さが分かるだろう。
東京に戻り、いくつかのヒントをステハでも形にできればと思っています!

 

 

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