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SHIMOKITAZAWA
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無農薬甘夏の収穫の巻

 

昨日のお休みはかねてから計画していた「甘夏オーナーズクラブ」所有の甘夏を収穫しに行くツアーが実行されました。これは以前にもご紹介したことのあるステハのメニューにある「甘夏酢ソーダ」や「甘夏パウンドケーキ」に使用している甘夏はどこから来ているのかというお話になります。

それは小田原にある所有者がいなくなった甘夏畑を枯れ地にしてはもったいないと、有効利用して活性化させていこうというプロジェクトで、甘夏1本だけのオーナーを募り、各自で剪定、収穫などの手入れをする代わりに採れた甘夏はオーナーのものになるというお話で、世田谷トランジションタウンの一員であるステハにもおこぼれを頂戴していたという経緯です。ならばならばといつも頂いてばかりでは申し訳ないと自ら赴いて収穫しようという話になりました。

参加者は世話人代行の美容師 和食女史を先頭隊長に同じ下北の街で体に優しい心のこもった料理を提供している「かまいキッチン」の久美子さん、そして我がステハ夫婦の4名で一路東名を雨を吹っ飛ばして快晴の道を富士山を横目にひた走り、おしゃべりに夢中になり過ぎ&ひた走り過ぎて行き過ぎたりしながら小田原の段々畑に無事たどり着きました。

本当に陽気が良くて最高の甘夏狩り日和で、しかも程よく雲がかかり作業に最適な環境でありました。たわわに実った甘夏があるはあるは。やや童心に戻った、もはや中年若しくは中年にさしかかろうとしている参加者達は注意事項を隊長から聞くやいなや、思い思いにハサミや高枝切りバサミを手に無心に甘夏と格闘しはじめました。

切れば切るほど楽しくなってきて、農における最大行事のハーヴェスト(収穫)というイイとこ取りをさせて頂いた恐縮と喜びを噛み締め、気が付けばカゴに山盛りの甘夏。早速モギタテの甘夏をほうばると自然の酸味と有機の甘味がバランスよく感じられ豊作を分かち合いました。

達成感というものを感じる瞬間というのは、なんと言いましょう存在意義にも通ずる快楽。共同作業の連帯感、シェアするという共有感、体を動かして自然の中で活動する動物本来の感性にも健康を実感できる瞬間でもあります。皆様のご縁に感謝、感謝であります。

下北に戻ってきた我々は、今度はお客さんにこの感覚をシェアしたいと思います。
もちろん、この甘夏は甘夏サラダやら甘夏酢ソーダやら甘夏ジャム、甘夏パウンドケーキに姿を変えて皆様にご賞味して頂くことになりますのでお楽しみに!
当座ステハにはモギタテの甘夏が山盛りで店内に置かれ、甘酸っぱい香りが春の風に乗ってお席に届くのではないかと思っとります。

おわり